「剣客商売(四)天魔」 池波正太郎

40歳女感想

  立ち合いシーンが多い巻。相手も強く緊張感があって良い。それにしても、池波先生が書く日本語は美しい。こんな言葉があるのか、と毎回感心する。読みながら辞典で調べているが、それがまた良い。大治郎に寄せる三冬の気持ちも若々しく新鮮だ。睡眠時間を削って読み進めた。