「坊ちゃん」夏目漱石

毎日の生活の中で抱く、揺れ動く人間の感情の変化がとてもリアルで共感できる。不器用な主人公の気持ちもまた不器用なだけに共感できる。田舎の閉塞感も実際に体験したものでないとわからないものが描かれていて、リアルだ。

締めは清が出てきて、家族といるような穏やかさが感じられて気持ちがいい。読み終えて心がほっこりする作品だった。